データ連携の方法とは? 連携ツール導入時に確認したい3つの課題

 2022.04.18  株式会社システムエグゼ オラクルクラウドチーム

企業の規模が拡大するにつれ、保有するデータの規模も拡大します。また、時代に応じて、顧客データを分析することで最適なリスティング広告の掲載やレコメンド機能の提供を行っています。データ連携は企業の事業活動にすでに必須だといえるでしょう。

今回はツールを活用したデータ連携の方法と、ツールを導入しても発生しがちな課題について解説します。

そもそもデータ連携とは?

データ連携とはどういったものでしょうか。読んで字のごとく、データを連携すること、と理解しても良いのですが、連携の先にある活用なども含めて解説します。

データを連携し、システムやアプリを有効活用させる

企業は拠点ごとに別々のデータ保管場所を利用しているケースがあります。そうした個別のシステムやアプリケーション(以下、アプリ)が保有する情報を連携させることが「データ連携」です。

例えば、部署ごとに異なったアプリを利用しているケースは珍しくありません。

そうしたバラバラに保管されている情報を集約し、一元管理できる状態を構築することで、情報を有効活用することができ、全体の状況把握や分析が可能になるでしょう。

ただ保有していた情報を活用したり、認識できていなかった問題を可視化したりするためにも、データ連携の必要性はさらに高まっていくでしょう。

一般的なデータ連携方法

散在していた情報を連携するにあたり、どのような方法を用いればいいのかわからないという問題があるかもしれません。システムを統合する初めての試みを成功させるために、データ連携ツールを用いた連携方法について理解しましょう。

ETLツールを使用する

ETLは、抽出(Extract)、変換(Transform)、配信(Load)の略称で、日本語ではファイル転送ツールとも呼ばれます。

ETLツールは、データウェアハウス(Data Ware House)にデータを書き込むことを目的としています。そのために、システムやアプリから抽出したデータを取り扱いしやすい形式に変換します。変換されたデータは1箇所に集約され、分析などに活用されます。

バッチ処理が得意で、ビッグデータの取り扱いに長けていることが特徴です。そのほかにも、データ転送や適切なフォーマットへの変換、加工に特化しています。

ETLツールはバッチ処理などが得意なため、指定した時間、例えば、業務開始2時間前までに前日の情報を取得するといった作業には強みを持ちます。しかし、リアルタイムで情報を連携することはそれほど得意ではありません。目的を間違えて利用しないよう注意しましょう。

EAIツールを使用する

EAIは、Enterprise Application Integrationの略称で、部署や業務によって異なるシステムのデータを連携するツールです。一見すると、ETLツールと同じように感じてしまうでしょう。

しかし、EAIツールの大きな特徴は、様々なシステムおよびアプリであっても連携が可能であるという点です。これは、環境がオンプレミスでもクラウドでも構いません。社内・社外問わず、あらゆるシステムやアプリの中間ハブの役割を果たして既存システムから必要な情報を収集することが可能です。

ETLツールはバッチ処理が得意なツールでしたが、EAIツールはその対となる存在です。1回で取り扱うことができるデータ量はETLツールには劣りますが、アダプタが豊富で、多くのシステムやアプリの連携に優れることから、イベント処理に適しているツールといえます。


また、情報が少ない分、スピーディーな処理を得意としており、リアルタイムな情報収集に特化しているといえるでしょう。

データ連携における3つの課題

ツールを利用すれば、データ連携は容易にできると感じるかもしれません。しかし、企業の環境や管理の状態などから、すぐに統合できるとは言い切れません。それらの課題について確認していきましょう。

データがバラバラに管理されている

長く続く企業ほど顕著なのが、データの管理方法が多様化していることです。旧式の管理方法と、新しい世代のデータ管理方法が併用されていることは、よくあるケースです。

また、システムやアプリが別々のフォーマットで管理されていることがあります。つまり、同じ内容のデータであっても形式が違うため、データの抽出、変換、集約だけでも相当な工数がかかってしまうのです。

データのチェックにも時間がかかるでしょう。また、分散したデータを集めるには所在を特定しなければなりません。そのため、管理が追いつかないことがあります。

データ整備に手間とコストがかかる

現場が手作業で入力するデータはフォーマットもバラバラで入力ミスもあるなど、連携するにあたり、理想的な状態とは程遠いこともあるでしょう。

これらのデータを整備するには、多くの手間とコストを要する作業が発生します。

クラウドとオンプレミスを併用している

近年はクラウドサービスの発展に伴い、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureを導入する企業が増えてきています。しかし、新しい案件はクラウドで管理し、従来の案件はオンプレミスで管理するという運用形態を取っている企業もあります。

データ連携ツールの説明で、さまざまな形式に対応できる旨をご説明しましたが、実際はオンプレミスとクラウドの連携は容易ではありません。また、セキュリティなどの問題にも直面することになるでしょう。このように管理体制が複雑化している場合は、システム環境を整える必要があります。

まとめ

データを連携することで、全社的な状況把握や分析が可能になります。しかし、データを連携するためには、いくつもの課題も存在します。

クラウドとオンプレミスが混在しているという課題については、Oracle Cloudを利用することでデータをクラウド上に移行させることが可能です。

速やかなデータ連携を図るために、Oracle Cloudの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

【ビジネスをさらに加速させる︎】Oracle Cloudを活用したデータドリブン ユースケースのご紹介(機械学習と予実管理)

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