前回の「MySQL Database Serviceのパフォーマンス調査（多重処理の性能比較）」では、MySQL Database Service（MDS）のシェイプによる多重処理の性能比較の検証結果をご説明しましたが、今回はMDSのディスクサイズによる性能比較検証結果をご説明します。
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検証構成
検証構成は下図の通りです。
Computeインスタンス
| シェイプ | VM.Standard.E2.1 |
|---|---|
| OSイメージ | Oracle-Linux-7.8-2020.09.23-0 |
| ボリュームサイズ | 47GB |
| OCPU数 | 1OCPU |
| メモリー | 8GB |
- MDSはプライベートのIPアドレスしか持てません。このため、exe_mysql_dbcs01と接続するためのインスタンスをパブリックインスタンス上に構築しています。
これはOCI上で展開するMySQL Databaseサービスの基本構成となります。 - 今回の検証で使用するMDSの構成上、Oracle上で用意されているデフォルトの構成で検証を実施しています。
ディスクサイズによる性能比較
異なるシェイプのMDSに対してディスクサイズを50GB、500GBとした際の1GBのCSVのロード（load data～）の処理時間を計測しました。
MDSスペック
| シェイプ | CPU | メモリ | ディスクサイズ |
|---|---|---|---|
| VM.Standard.E3.1 | 1OCPU | 16GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.2 | 2OCPU | 32GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.4 | 4OCPU | 64GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.1 | 1OCPU | 16GB | 500GB |
| VM.Standard.E3.2 | 2OCPU | 32GB | 500GB |
| VM.Standard.E3.4 | 4OCPU | 64GB | 500GB |
CSVロード
load data local infile '1g.csv' into table t_1g fields terminated by ',' optionally enclosed by '"';
結果
その他性能比較
異なるシェイプのMDSに対してディスクサイズを50GB、500GBとした際の1GBテーブルコピー（create as select～）の処理時間を計測しました。
MDSスペック
| シェイプ | CPU | メモリ | ディスクサイズ |
|---|---|---|---|
| VM.Standard.E3.1 | 1OCPU | 16GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.2 | 2OCPU | 32GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.4 | 4OCPU | 64GB | 50GB |
| VM.Standard.E3.1 | 1OCPU | 16GB | 500GB |
| VM.Standard.E3.2 | 2OCPU | 32GB | 500GB |
| VM.Standard.E3.4 | 4OCPU | 64GB | 500GB |
テーブルコピー
CREATE TABLE t_1g_2 as SELECT * FROM t_1g;
結果
次回は、MDSのシェイプによる多重処理の性能比較の検証結果と、MDSのディスクサイズによる性能比較の検証結果以外にも検証を実施したため、その検証についてご説明します。
