「MySQL Database Service(以下、MDS)」は、MySQL Enterprise Editionをベースに開発され、MySQLの開発元であるオラクル社のMySQLチームが100% 開発、管理、サポートするクラウド・データベース・サービスです。
前回の「MySQL Database Serviceを触ってみた(接続編)」ではMDSの構築手順をご説明しましたが、シリーズ3回目となる今回は前回構築したMDSインスタンスのバックアップとリストア手順についてご説明します。
事前準備
バックアップを取得する前にテスト用DBとテーブルを作成し、任意のデータ1行を挿入します。
※MDSインスタンスへの接続方法は以下ご参照ください。
バックアップの作成
手順①
コンソール左下の「リソース」メニューから「バックアップ」を選択して「手動バックアップの作成」をクリックします。
※既存のバックアップは構築の際にデフォルト値(保持日数7日)を設定しているため、7世代分が保持されています。
手順②
バックアップの基本情報を入力して「手動バックアップの作成」をクリックします。
※今回は全てデフォルト値のままにします。
手順③
バックアップが作成され、ステータスが「アクティブ」であることを確認します。
リストアの手順
手順①
「新規DBシステムにリストア」をクリックします。
手順②
新規MDSインスタンスの構築と同様、新規DBシステムのリストアも3ステップとなっていますので詳細を割愛します。
※新規MDSインスタンスの構築は以下ご参照ください。
今回はシェイプのみ1つ上の「E3.1.16GB」を選択し、その他はデフォルト値で作成します。
手順③
新規MDSインスタンスが作成され、ステータスが「アクティブ」であることを確認します。
また、シェイプも変更されました。
手順④
新規インスタンスに接続し、テスト用データが存在していることを確認します。
最後に
以上でMDSインスタンスのバックアップ&リストアの検証が完了しました。
コンソール上の非常にシンプルな操作でバックアップ&リストアができることを確認しました。
また、リストア時にシェイプの変更ができることも分かりました。
次回は「Dump Instance」についてご紹介します。
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