三井不動産ビルマネジメント株式会社 様
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ExcelレポートをBIツールでダッシュボード化、
レポート作成時間の大幅短縮と新たな分析を実現
2020年にリリースした次世代データ分析サービスのFuture Analytics体験パックの事例をご紹介します。
- 会社情報
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事業内容:オフィスビルのプロパティマネジメント事業、ソリューションサービス事業(シェアオフィスなどの施設運営、受付業務委託、総務庶務業務アウトソーシング、イベント企画運営など)
三井不動産ビルマネジメント様は、三井不動産グループのオフィスビル事業の中核を担う会社として、オフィスビルのプロパティマネジメントを中心にテナント企業や地域・社会に対するさまざまな付加価値の提供を行っています。
URL:https://www.mfbm.co.jp/
所在地:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号
設立:1982年8月
- プロジェクト背景/ 目的
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- 施設運営業務ではExcelデータを加工してレポーティング業務を手作業で行っており、業務の負担となっている。
- 業務効率化を図り、分析結果に基づく事業戦略の立案など重要事項に時間を割きたい。
- ポイント
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- 「Oracle Database Cloud Service - Standard Edition」でコストをおさえたデータベース運用
- Oracle Databaseで複雑なデータ加工や集計・過去データの保管を実現し、MotionBoardでグラフィカルに可視化
プロジェクト背景
三井不動産ビルマネジメント様は、三井不動産グループのオフィスビル事業の中核を担う会社として、オフィスビルのプロパティマネジメントを中心にテナント企業や地域・社会に対するさまざまな付加価値の提供を行っています。
そんな同社がソリューションのひとつとして事業展開しているホールやカンファレンスなどの施設運営業務では業務システムからダウンロードしたExcelデータを加工して売上・予約状況を可視化するレポーティング業務を手作業で行っており、業務の負担となっていました。
このため、レポーティング業務を効率化し、データ分析結果に基づく事業戦略の立案など、より重要な業務に時間が割けるよう、BIダッシュボードMotionBoardの導入を検討し、PoCを実施しました。
実施内容
今回のPoCは、「Excelで作成した既存帳票をMotionBoardでどこまで再現できるか?」に重点を置き、実施しました。
当初、Excelを直接MotionBoardに読み込ませる方法を検討していましたが、既存帳票では複雑な集計を多用しており、既存帳票の再現に懸念があったため、当サービスの構成要素である Oracle Autonomous Data Warehouse(以下、ADW)も組み合わせ、PoCを実施しました。
以下は、作成したダッシュボードの一例です。
とあるカンファレンスに関する予約状況分析
顧客売上ランキングと昨年対比・売上比率
MotionBoard単体では実現できなかった集計の一つが、上図 「とあるカンファレンスに関する予約状況分析」の 「累積顧客数推移」 です。過去データも含めて、カンファレンスの予約データの顧客会社名から、各月、何件の新規顧客名で利用があったのかをカウントしています。こちらはデータベースで集計処理を行い、MotionBoardで可視化しています。
Oracleデータベースに過去データを蓄積できるようにしたため、昨年対比だけでなく、MotionBoardの画面で対象年度を自由に選択し、売上の年度比較ができるようになりました。
また、Oracleデータベースにデータをアップロードする度に、そのときのデータの状態を保存しておくことができる機能を実装し、1週間前と現在の予約件数の差分を表示することも可能になりました。
OracleデータベースとMotionBoardはそれぞれ、集計させる内容によって向き・不向きがあります。MotionBoardでも実装できるものの、複雑な作りこみになってしまうところを、データベース側で計算させたことで全体の開発コストを下げる効果もありました。
実施結果
OracleデータベースとMotionBoardの組み合わせにより、今回の既存帳票はすべて再現することができました。
本ケースでは、PoCを通して「複雑なデータ加工や集計」「過去データの保管」といった、データベースを組み合わせることで得られるメリットが大きいことが分かったため、本番運用でもデータベースを導入することになりました。
ただし、ADWはデータ量・機能面でオーバースペックであったため、本番運用ではOracle Database Cloud Service - Standard Edition を採用しました。データ保管容量256GB、1OCPUの最小構成にすることで、月々¥22,826-※で使用できることも決め手の一つとなりました。
※31日間、ノードを停止せず稼働し続けた場合。価格は導入当時の料金。
お客様のコメント
毎年期末は複数の運営拠点ごとにレポートを作成していたため、作業時間の削減に繋がりました。
さらなるデータ分析や、結果に基づく事業戦略の立案に今後も活用させていきたいと思います。
(ビジネスソリューション事業推進本部事業一部ミクストシーングループ1 増田 奈穂 様)
終わりに
本ケースのように、Future Analytics体験パックでは、機械学習による未来予測が含まれない通常のBIのPoCも実施できます。OracleデータベースとMotionBoardの組み合わせでどこまでお客様の課題が解決できるか、フィット&ギャップ検証を通じて、費用対効果の高い、本当に現場で使える「データ分析環境」の導入を後押しできればと思います。
また、すでにMotionBoard単体で導入しているものの、うまく活用できていない企業様でも、データベースの導入を試してみることで、「見たいデータが見られない」「使いにくい」「難しい」と感じていた課題がクリアできるかもしれません。ぜひシステムエグゼにご相談ください。
※記載されている社名、製品やサービス等の名称およびロゴは一般に各社の商標または登録商標です。
※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
※掲載内容は掲載当時のものであり、現在とは異なる場合があります。
三井不動産ビルマネジメント株式会社
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